昭和2年創業の米専門店「米夢館」の向真理子さんにインタビュー。
向井さんと古代米(赤米・黒米)との出会いは、今から23年ほど前。
本格的に勉強をしたり、活動を開始したのが平成6年の「日本古代稲研究会」に
入会して渡部忠世先生に出会ってから。
以後、先生の率いる「アジア太平洋農耕文化の会」でミャンマーを皮切りに各国を
回わり、ついに念願の「野生種の稲」をスリランカで見つける。
平成8年11月1日に初めて赤米、黒米のシホンケーキを販売。
キララのシホンケーキもその数年後に販売。
共にバターもミルクも使わない米の粉ならではの素朴なおやつ。
今でこそ、米粉のシホンケーキも珍しくはないが、当時はかなりセンセーショナル。
現在は、商品数も増え赤米・黒米・白鳥餅のおはぎ、古代米クッキー等を製造販売。
さらに、「オホーツク米生産者ネットワーク」を作り「オホーツク米フェステバル」を
毎年行っています。
向さんのお話で印象に残ったコメントです。
「忙しい主婦&母親だった私には、毎日30品目の食物を食べさせなさいと言う栄養士
さんの言葉は重いプレッシャーでした。そんなときに黒柳徹子さんの著書『窓際のトット
ちゃん』を読み、当時の生徒の質素なお弁当のおかずを足してくれたという所があり、
とてもホッとしたことを覚えています。それ以来、『海のものと山のもの』という考えで
バランスをとるようにしてきました。決して栄養のことにこだわっていなかったのでは
なく、こだわりつつもできなかった現実があったということです。当時の私にとってこの
言葉は救いの神のように思いました。」

中央(ガトー・デ・リ・オ・ショコラ)
米夢館 美幌市島里4丁目4-1
0152-73-5318
http://www.maimukan.shop-site.jp/
古代米のシホンケーキについて
http://www.hokkaido-jin.jp/kodawari/maimukan2.html
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